2024年度理事長

吉清 良輔


 

面舵いっぱい

Where there is a will,there is a way

 

理事長所信

 

はじめに

 「したいしたいじゃ始まらない、見たい未来も君次第」これは私が学生の時に友人に言われた言葉です。私の見たい「勝浦いすみの未来」それは若者が溢れ、生き生きと仕事をし、みんなの笑顔が絶えない地域。夏のみならず、常に国内及び海外からの観光客が訪れる地域。そのような未来を思い描いています。しかし現実は非常に厳しい状態にあります。

 いすみ市を例に取ると高齢化65歳以上は、2025年には44% 2030年には45.8% 2040年には50.6%つまり半数以上の方が65歳にもなるというデータが出ています。人口減少が進む今日の日本、そして地域の高齢化が急速に高まっています。しかし一方で世界の人口は増加しており、円安が進んでいることからも海外からの移住者が増えることが予想されています。

だからこそ今必要なことは、我々青年の輝く個性が調和し、海外からの移住者や地元民、地域が一丸となることだと考えます。そこで2024年度勝浦いすみ青年会議所は「面舵いっぱい〜Where there is a will,there is a way〜」のスローガンを掲げ、青年だからこそ常に地域にインパクトを与えリードする団体を目指していきます。

 

地域経済・60周年準備委員会」

 「青年よ、昨日の延長線上に明日があるとは限らない」とは当青年会議所、初代理事長の言葉です。我々を取り巻く環境は変化し続けているので、常に柔軟で時代に合った運動が求められるのです。これまでの生活をガラリと変えた2020年からの新型コロナウイルスのパンデミックで、一時は低迷したインバウンド需要が復活して来ている今、私たちが住み暮らす地域は海に山にと自然豊かで、ビジネスチャンスに溢れています。今後は日本人だけのコミュニティーで経済を回すのではなく外国人も巻き込み、新しい視点や角度で地域の開発に取り組んでいきたいと思います。

更には2025年、勝浦いすみ青年会議所は創立60周年という節目の年を迎えます。これにあたっ

て私たちは歴史を受け継ぎ、更なる高みへと前進させ、次代へと繋げていくことが必要です。これか

らも歴史を絶やすことなく活動していくためには、ステークホルダーとの繋がりを強固にし、60周

年記念へ向けた企画をすることで勝浦いすみ青年会議所の歩みとその想いを後世へと繋げていきます。

 

「青少年育成委員会」

今後を担っていく子供たちが大人になった際、この地域を誇れるこの地域ならではの素晴らしさ、郷土愛がどれだけ育成されてるかによって夷隅郡市の未来は変わると考えます。今まで行われていたはずの地域の行事や学校の活動が、新型コロナウイルスの影響でやむを得ず相次いで中止となり、その後復活しなくなっている事態を多々聞きます。コミュニティーの団結力が欠けてしまっている現在、子供たちの郷土愛を失いかねないことは我々大人の責任でもあります。今の時代に何が相応しいのか、今一度学び直し従来の行事などの復活、あるいは新たな行事、活動を率先して実施していきます。

 

会員拡大交流委員会

地域経営者層を中心とした青年経済人を主要な構成メンバーとする現在のJCですが、今後は学生、主婦、会社員なども入会し、多様性溢れる組織作りが必要な時代が迫っています。2025年勝浦いすみ青年会議所60周年に向けて、新入会員や入会を検討している方に青年会議所が魅力あると感じてもらうためにも、情報発信は必須です。「JCは何をやっているのか分からない」そう言われた方は私だけではないと思います。JCの持つ魅力や、一丸となってJC活動に取り組んでいる姿、JCの意志をしっかりと周りの人たちに見える化すること、それは広報活動を通じてしか成し得ません。「明るい豊かな社会」を実現するために、勝浦いすみ青年会議所は1966年の創立以来、多くの先輩方がこの地域とそこに住み暮らす人々のために運動を展開してきました。今後も継承するために本年度は「面舵いっぱい〜Where there is a will,there is a way〜」をテーマとし、その意志を広報を通じてJC運動に共感していただける同志を大きく増やす運動をしていきます。

 

「総務室」

 総務室は青年会議所活動の根幹を支える重要な役割を担っています。2025年に勝浦いすみ青年会議所は60周年と大きな節目を迎えます。それにあたり全ての運動を支える基盤を強化していく必要があると考えます。全委員会と密に連携し、多くの方に活動を知っていただけるよう活動していきます。

 

「結びに」

ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる。

勝浦いすみ青年会議所の同志一人ひとりが「修練・奉仕・友情」の3信条のもと同じ夢を見れば、それは必ずや現実となります。JC活動を行っていく上で、誰しも壁にぶつかり辛い時が必ず来ます。しかし、我々は諦めません。それを乗り切った後に見える景色は、我々が思い描く夢、つまり「明るい豊かな社会」がそこにあると信じているからです。我々が住み暮らすこの地域を変える先導となるのは、JCしかありません。私はどの様にしたら地域を盛り上げることができるのか、を誰よりも深く考え、全身全霊をかけてこの青年会議所運動に邁進していきます。

 

一般社団法人 勝浦いすみ青年会議所

第59代 理事長 吉清 良輔



Where there is a will,there is a way 

 

訳:意志あるところに道あり